- 一瞬で自分を変えるセルフコーチングの要約
- 今すぐ使えるセルフコーチング
セルフコーチングとは?
セルフコーチングとは、自分自身で目標設定や問題解決を行い、自己成長やパフォーマンス向上を促す自己管理の方法です。
あなたの人生において、一番あなたと一緒にいるのは誰でしょうか?そう、それはあなた自身をおいて他にいません。
もしあなたがあなた自身の最高の相談相手になれたら?いつでもどこでもどんな場面でも相談できるうえ、有効な答えや納得のいく答えを得られることができます。
あなたがあなた自身の最高の相談相手になるためのスキルこそがセルフコーチングなのです。
今すぐ使えるセルフコーチング
セルフイメージを上げる
セルフイメージとは、これまでにその人が受けてきた教育や育ってた環境、培ってきた人間関係の中で得てきた過去の経験と思い込みから生まれる、主観的な自己認識や自己評価のことです。
最近、人から「ありがとう」と言われたのはいつですか?
自分に自信が持てない、重要な仕事を任されると尻込みしてしまう、このような悩みの大元にあるのはセルフイメージの問題で、そういった悩みを持つ人は自分の成功体験を忘れがちです。
「ありがとう」と言われた小さい成功体験を思い出し掘り起こすことで、ネガティブな思考のクセを修正していくことができます。
他にも過去のポジティブな出来事を思い出したり、1年前の自分と比較したりすることでセルフイメージを上げることができます。前月の予定表と今月の予定表を見比べてみても大した変化を感じることはないですが、年単位で振り返ることで自分の成長を感じることができるでしょう。
セルフイメージは「自分らしさ」と置き換えることもできます。ものごとを好き嫌いで考えるというよりは、どうすれば充足感を得られるか、どうすれば心おだやかに過ごせるか、どうすれば自分に対して違和感なくいられるかという観点から考えてみてください。
人づきあいが断然うまくなるコツ
人間関係は特に仕事が絡むと、相性が合わないと分かっていても日々向き合わなければならない場面が多々あります。
この人は苦手だな、この上司とはそりが合わないなと感じたときから、その人を見る目にはネガティブな感情が含まれてしまいます。
負の感情を持って見るとささいな言動でも嫌悪感が生まれてしまい、この人とは関わりたくないと感じ関係性は悪くなる一方です。
そんなときにおすすめなのが、その人の取扱説明書にはどんな注意書きが書いてある?と考えてみることです。
相手の扱い方の注意点をわかりやすく箇条書きにした「トリセツ」を作るつもりで相手を観察してみましょう。
この人が興味を持っていることはなんだろう、この人はどんなときに機嫌が良く・悪くなるのだろう、といった具合です。
もちろんトリセツを作ったからといって相手との関係が良くなるとは限りません。ただ仕事の関係上その相手を避けることができないのであれば、この上司は午後になると機嫌が悪くなるから重要案件は午前中に持っていく、この人は野球好きだから野球関連の話題を持ちかけて機嫌が良くなってからのほうが頼み事を引き受けてもらいやすい、といった対処法に気づくことができます。
人間関係は仲良しになることをゴールにすると難しいものになってしまいます。そうではなく人間関係にまつわる悩みやストレスを限りなく小さくすることを目的としましょう。
まとめ
本書で取り上げられているセルフコーチングの手法をいくつか紹介させていただきました。
セルフコーチングとはあなたがあなた自身にとって、一番の相談相手となるのを実現するための手段です。
そのときその場で自分に最適な質問をすることで、自分の考えを引き出したりより良い思考を促したりすることができます。
思い通りの人生をより豊かにより活き活きと過ごせるように、セルフコーチングを活用しましょう。